SalesMaster|売人

飛べない天使と溺れる人魚

添加物大国にっぽん!食品添加物に囲まれた世界をどう食すか?

食品添加物の安全性ってどうなの?危険なの?

子供が産まれ徐々に色々なものが食べられるようになってくると、食べ物そのものが気になってくる。自分の身体は割とどうでも良かったが、子供の身体となると何故か別になりますね。世の中に溢れている食べ物(日本で言えば)にはほとんど添加物という科学物質が使われている。特に私たちの国には、大量の添加物が流通しています。なんと日本では通常の先進国の10倍から50倍もの数の添加物が認可されているんです。失礼ながら、なんとなく身体に悪そうな色の食べ物が多いなあという印象のアメリカですら、認可された添加物の種類は日本の10分の1以下になります。この数字だけでもいかに日本に添加物が多く使われているかわかると思います。

食べ物を食べる子供のイメージ


何のためか?個人的な見解では、
①食べ物を安く美味しく、美味しそうに見せる為の物質。
②本来の使用用途ではなかったが、高額な天然物質の代替品として同じ作用のある化学物質を使用して加工するモノ。
③通常時間のかかる製造工程を物質の作用で大幅に短縮して製造出来るモノ。
この3つが大量の添加物が食品に使用されている理由であると思う。

海外では製造基準や残留基準が規定されている国が多いが、日本ではまったく規定がないらしい、また大手食品会社の力?で、抜け道も多く存在しているのが現実です。種類が多い添加物は、「一括表示」することで全て表示しなくても良かったり、製造の過程で添加物が使われていても、最終的に残っていない、または少量の場合は記載しなくても良いという「キャリーオーバー」と言う制度もあります。明らかに企業側にしかメリットのない制度ですが、本当に存在している制度だから恐ろしいですね。そもそもの添加物の利点や現状の使われ方を考えると敗戦後の貧しい日本を救ったのは添加物である!とも言えなくありません。また国土の小さい日本の食糧問題を考えると必要悪の部分もあるのかもしれません。しかし、現代では完全に危険性が確認されているモノであり、他の国で禁止されている添加物も使われ続けているとなると、理由が違ってくると思います。何処かの誰かの利権に深く関わってしまっている。その誰かは割とお力のある方々なのではないでしょうか?なんて思ったりもします。

色々気になってくると根が凝り性なものでかなり調べてしまったのですが、まるでパンドラの箱のように恐ろしい事実が芋蔓式に出てきます。アンチ添加物生活というのは一種の宗教の様なもので、とんでもない悪のようにネット上に多く書かれているが、実害は本当のところ微量なモノも多く、すべての添加物が悪である訳ではない。天然由来の添加物も実際に存在しているし、添加物という言葉の定義からすればかなり広いモノになるので当然とも言えます。
そして世界的に見て添加物大国と言われる日本に暮らす以上、完全に避けるという事は不可能で、お金も沢山かかってしまいます。そこで自分なりに最低限これは避けたいよね、という添加物を線引きしてみたいと思います。

亜硝酸ナトリウムの危険性と用途

発生する危険性、リスク

  • 発ガン性
  • うつ
  • 記憶障害

ソーセージのイメージ

亜硝酸ナトリウムは肉類、ハム、ウインナー、明太子やたらこ等の加工食品によく使用されている添加物です。ようするに赤く新鮮に見えるようにするモノ、お肉なんかはスプレーで吹きかけるだけで新鮮な感じになるようです。WHO(世界保健機関)は大腸癌になる可能性のある物質と公式に発表しているようです。また豚肉や魚卵に多く含まれるアミンという物質が亜硝酸ナトリウムと化学反応を起こすと「ニトロソアミン」という発ガン性物質に変化するようですよ。
気になるようになって初めて気が付いたのですが、スーパーの精肉コーナーには、亜硝酸ナトリウム不使用コーナーもちゃんと設置されているスーパーもあるくらい、意識している人も多い結構メジャーな危険物質と言えます。

安息香酸ナトリウム(保存料)混ぜるな危険

発生する危険性、リスク

  • 発ガン性
  • 白血病
  • 体内からなかなか排泄されない

安息香酸ナトリウムは水に溶けやすく、カビや酵母に効果があるため、保存料として清涼飲料水、栄養ドリンクに使用されている事が多いです。微生物の活動を抑制する働きにより商品が腐りにくいのですが、安息香酸ナトリウムはビタミンCと結合する事で「ベンゼン」というなんとなく悪魔っぽい名前の物質になります。そのベンゼンが発ガン性や白血病のリスクを持っているようです。ベンゼン自体は国の安全ラインが設定されているので、そのものの流通はないのですが、大抵の飲み物には酸化防止剤としてビタミンCが入っています。つまり、そういう事ですよね。実際安息香酸ナトリウムの入った飲み物は肌感ではそれほど多くはありません。どちらかというと栄養ドリンクやエナジードリンクに多く見られます。当然ですがエナジードリンク系の飲み物には、普通にビタミンCが入っている事が多いので、人体はベンゼン製造工場になってしまいますね。

ダイエット食品等

ジュースイメージ

いわゆる糖質ゼロ、カロリーオフの商品は糖質の代わりに甘みを感じる人工甘味料と言われる添加物が含まれています。糖質ゼロのビールや缶コーヒー等も同様です。糖質の摂取量に関してだけ言えば健康的と言えるかもしれませんが、頭隠してお尻隠さず状態ですね。代表的な人工甘味料アスパルテームアセスルファムカリウムアセスルファムK)の2つでしょうか?主観ではほとんどの清涼飲料水にどちらかの人工甘味料は入っています。もちろん入っていない飲み物もありますよ。古くから人気のドリンクなんかは入っていない事が多いですね。

アスパルテームで発生する危険性、リスク
発ガン性、内臓異常、失明・視力低下、精子減少、パーキンソン症発症、うつ症状

アセスルファムKで発生する危険性、リスク
発ガン性、肝疾患、肝臓・腎臓への悪影響、うつ、記憶力低下、倦怠感、頭痛

その他の人工甘味料としてスクラロース有機塩素化合物)があります。スクラロース動物実験では危険性があり、ダイオキシンと同じ仲間というバックボーンを持っています。いろいろ見た感じ、良いものではないにしろ今のところグレーと言ったところでしょうか?

パンやお菓子に多く含まれる添加物

パンやお菓子類は製造工程も多いからか、添加物とは切っては切れない食品かと思います。添加物の入っていないモノは通常量販店に出回る商品のなかには、ほぼないかもしれません。無添加やオーガニック食品を謳った商品でも多少含まれる程です。

イーストフード、相称される添加物

個人的に添加物の入りがパンからスタートしたんですが、パンの添加物は結構やばいです。おそらく普通にパンを作るのはコスト面、労力面、時間共にかなり大変なんだと思います。
その中で最も多く添加されているのがイーストフードではないでしょうか?ではイーストフードとはなんでしょうか?これはイースト菌を活発にする科学物質と言ったところでしょうか?その名の通りイースト菌のご飯ですね。18種類の物質がイーストフードに指定されていますが、表記として2種類以上のイーストフードが使われていれば、イーストフードと一括で表記される事が認められています。つまりその中身は厳密には解らないという恐ろしいモノです。
大抵の場合18種類の内、4~5種類程度が使用されている場合が多いようですが、イーストフードとしてではなく保存料として使用した場合もイーストフード表記で済んでしまう便利なモノです。
企業的なメリットは沢山あります。まずコストです。コストとは時間的コストとイーストフードを使用した場合、使用しないパンと比べ小麦粉が7割程で済んでしまうようです。

パンのイメージ

イーストフード内で特に危険なモノ

8g前後が犬の致死量と言われる塩化アンモニウム骨粗鬆症心筋梗塞のリスクを上げるリン酸塩類ですが、使用されていても表記されていないので、なんとも言えません。ただメリットを考えると町のパン屋さんにこそ使用されている可能性が高いと個人的には考えています。ただ、イーストフードの使用率はかなり高いので、なかなか避けられないモノの一つです。

膨張剤

膨張剤に関しては「ベーキングパウダー」や「ふくらし粉」と言われる添加物ですが、怖いのはアルミ入りのものかと思います。アルミニウムは摂取量を超えると神経や生殖器に影響があると言われているので、膨張剤(アルミ入り)の表記は避けた方が良いでしょう。なんとなくアルミを食べるのは抵抗がありますし・・・。

トランス脂肪酸

植物油からマーガリン、ファットスプレット、ショートニング等を生成する際に生じるモノ。過剰摂取により、心筋梗塞などの冠動脈疾患が増加する可能性が高いと言われています。
パンやお菓子、ケーキにはどれも顔馴染みな物質ですよね?
これ簡単に言うとプラスチックなんです。
バターを安くした代用品が「マーガリン」です。
ラードを安く代用したものが「ショートニング」となります。
私的な見解から言うと安くする為には化学の力が必要で、化学物質には副作用があるという事です。トランス脂肪酸は海外では禁止されている国も多い物質であり、国内でも各企業が使用の制限を企業の約束として打ち出す程、道徳的に問題がある物質なのではないか?というのが個人的な見解です。
コーヒーフレッシュトランス脂肪酸(プラスチック)です。ミルクではない事は皆さん知っていると思いますが、常温保存が長期間可能な段階で口にするようなモノではないと考えて良いと思います。ちなみにアレ、味変わってないらしいです。思い込みって怖いですね。

合成着色料(タール系着色料)単体で販売される怖い奴

古くからイメージの悪い着色料、なかでもタール系色素は良くないと言われています。日本では認められていても海外では禁止されていたり、自主規制の対象となっていたりするものも多くあるようです。着色料のなかには天然由来のものも多いので、色がついているから怪しいとは限りませんが、割と怖い着色料も多いです。

  • 赤色2号:発ガン性
  • 黄色4号:蕁麻疹、鼻炎、ぜんそくなどのアレルギー症状、神経への影響
  • 青色1号:発ガン性
  • カラメル色素:発ガン性

黄色4号等はスーバーでそのままボトルで売っていたりするので、結構ビックリしますが、お菓子作りにはかかせないのでしょうか?一説には黄色4号はキレる子供が増えた要因とも言われています。他にも着色料は天然っぽい漬物等にも多く使用されているので注意しましょう。

クッキーのイメージ

番外編:乳化剤、どこにでも入り込む八方美人

こちらも様々な食品・飲料に含まれています。通常混ざり難い物質を混ぜる為に使用する物質です。前段のコーヒーフレッシュにも使用されていますし、通常は分離してしまうようなモノを混ぜる為に界面の性質を変化させる物質「界面活性剤」を使用します。界面活性剤は約2000種類あり、そのうち安全性が優先され食品添加物として指定されたものが乳化剤として使用されているようです。
なんとブラックコーヒーの缶コーヒーにも使用されています。保存中の分離を防ぐ為のようです。そう考えると様々な商品に使用されている理由も解りますね。ここまでくると防ぐのは本当に不可能です。また乳化剤は他の添加物に比べ影響は少ないようなので、入っている事を前提とし、入ってないとラッキーくらいに思っておけば良いのかもしれません。

添加物大国にっぽん!食品添加物に囲まれた世界をどう食すか??のまとめ

さて色々と言ってきましたが、完全に添加物を避ける事は何度も言うように不可能です。もちろん無添加の食品や石鹸・シャンプーなども多々ありますが、どうしても高額になってしまいます。

理由は明確で、製造時に大量のコストや手間が掛かるからです。しかし知らずに口にするのと知って口にするのでは、やはり意識が違ってきますので、少し意識する事で大分違うという事もありますよね。ただ、健康を損なっている状態での影響は、やはり健康時の際より影響を受けやすかったりすると思います。より注意をして損はないと思います。
勉強をしていくと昔から好きなモノに危険な添加物が使われていなかった事や、好きな企業やお店で添加物を意識した取り組みがある事も発見できます。そんな時はとても喜びを感じます。安いモノは相対的に添加物が多いです。そういう世の中ですよね。

食品衛生法を所轄している厚生労働省食品添加物のルールに関する情報はこちらにあります。既存添加物等、本当に隙間の多いルールです。もう後戻り出来ないんでしょうけど・・・

食品添加物 |厚生労働省

また内閣府の運営する食品安全員会の添加物に関するページも存在している。

食品安全委員会 |内閣府